採用動画で求職者はどこを見る?企業が撮影前に整理したい内容
就職・転職を考えている人は、仕事の内容だけを見ているわけではありません。社員の表情や会話、仕事の進め方、一日の流れから、入社後の自分を想像しています。採用動画では、会社を良く見せることも重要ですが、実際に働く姿を具体的に伝えることが、応募前の不安を減らします。

求職者は採用動画のどこを見て応募先を判断する?
求職者が確認したいのは、入社後の働き方を想像できる情報です。会社概要や理念だけでは、誰と、どのように働くのかまでは分かりません。
2026年の採用動画に関する調査では、動画で見たい内容として「仕事紹介・やりがい」「一日の流れ」「職場の雰囲気」が上位に挙がりました。また、エン・ジャパンの2025年調査では、採用動画を見たい時期として「応募前」が69%で最多でした。採用動画トレンド調査2026、エン・ジャパン「採用動画」に関する調査 (prtimes.jp)
動画に入れたい情報と、求職者が確認できる内容を整理します。
| 動画に入れる情報 | 求職者が確認できる内容 |
|---|---|
| 実際の仕事内容 | 入社後に担当する作業や役割 |
| 社員の表情や話し方 | 仕事中の集中した様子や会話の速さ |
| 社員同士の関わり | 誰に相談し、どのように確認するか |
| 一日の流れ | 忙しい時間帯や仕事の切り替わり |
| 働く場所 | 服装、設備、仕事をする人の動き |
ここが要点: 「職場の雰囲気が良い」と説明するだけでは、判断材料になりません。社員が質問する場面や、上司が仕事を確認する場面など、普段の行動を見せます。
伝わりやすい撮影内容は実際の仕事と社員同士の会話
採用動画では、普段行っている仕事を撮影します。撮影のために作った会議や、普段とは異なる作業を入れると、入社後の姿を想像しにくくなります。
撮影する場面は、次のように具体化します。
- 仕事の始まり: 朝礼、準備、予定の確認を撮る
- 作業の流れ: 一つの仕事が終わるまでの動きを撮る
- 社員同士の会話: 質問、相談、確認をする場面を撮る
- 仕事の切り替わり: 移動や引き継ぎ、片付けを撮る
- 教える場面: 先輩が手順を説明する様子を撮る
製造職なら、設備の映像だけで終わらせず、社員が何を確認しているかまで見せます。建設やサービスの仕事では、準備から作業後の確認までを撮ると、担当する範囲が分かります。
一日の流れを伝える場合は、時系列に並べます。すべての時間帯を撮影できないときは、クリエイターに相談して下さい。

社員インタビューと職場風景は同じ内容を見せる
社員インタビューでは、仕事の経験を具体的に聞きます。インタビューで話した内容に合う職場の様子を続けて映すと、実際の働き方が伝わりやすくなります。例えば、「先輩へ相談しやすい」と話す場合は、相談している場面も撮ります。「仕事を任せてもらえる」と話す場合は、担当者が自分で考え、確認を受ける様子を見せます。
質問する内容は次のとおりです。
- 現在の仕事: 何を担当し、誰と関わっているか
- 仕事を覚えた過程: 入社後に誰から何を教わったか
- 困った経験: どのように相談し、解決したか
- 一日の流れ: 忙しい時間帯や仕事の順番
- 入社前との違い: 働いてから分かったこと
回答を一字一句覚えてもらうと、話し方や表情が硬くなってしまい、印象が悪くなってしまいます。また、AIにインタビュー内容を考えてもらうのも、気持ちが乗り辛くなるためやめましょう。事前に質問を共有し、本人の経験を自分の言葉で話してもらいます。
伝わりにくい表現は具体的な仕事へ置き換える
整った映像でも、日常の仕事が見えなければ、求職者は自分に合う職場か判断できません。抽象的な言葉は、社員の行動や実際の場面へ置き換えます。
| 伝わりにくい表現 | 置き換える撮影内容 |
|---|---|
| 笑顔の社員を続けて映す | 作業中の表情や普段の会話を映す |
| 理念や目標だけを説明する | 理念が仕事に表れる場面を映す |
| 建物や設備だけを映す | そこで働く人の役割を映す |
| 代表者だけが話す | 応募職種に近い社員も登場させる |
| 短い映像を速くつなぐ | 仕事の順番が分かる場面を残す |
良い面だけを並べると、働き方が見えにくくなる場合があります。忙しい時間帯や覚える仕事が多い時期も、社員がどう対応しているかと一緒に伝えます。

採用サイトと会社説明会では見せる情報を分ける
採用動画は、見る場所に合わせて使います。同じ動画を掲載する場合も、前後に置く情報を変えると、求職者が次に確認すべき内容を見つけやすくなります。
| 活用する場所 | 見せる内容 | 動画の後に案内する情報 |
|---|---|---|
| 採用サイト | 仕事内容、社員、一日の流れ | 募集要項、社員紹介、応募方法 |
| 会社説明会 | 仕事風景、職種ごとの役割 | 勤務条件、教育内容、選考の流れ |
| 求人ページ | 応募職種に近い短い場面 | 詳しい採用サイトや応募フォーム |
採用サイトでは、会社のトップページだけでなく、募集職種や社員紹介の近くにも動画を置きます。会社説明会では、動画を上映した後に、映像だけでは分からない勤務条件や教育の流れを説明します。
Q. 採用動画には社員を何人出すべきですか?
A. 人数よりも、応募する職種に近い社員が登場しているかを優先します。職種や働く場所が複数ある場合は、求職者が希望する仕事を見つけられるように出演者を選びます。
Q. 社員が撮影に慣れていなくても大丈夫ですか?
A. 撮影前に質問と当日の流れを共有します。長い回答を覚えてもらわず、担当している仕事や実際の経験を話してもらうと、自然な表情を撮りやすくなります。また、プロのスタッフであれば、緊張を緩和させるテクニックを持っていますので、ご安心下さい。
Q. 仕事の大変な部分はどこまで見せるべきですか?
A. 求職者が入社前に知っておきたい勤務の流れや、覚える必要がある仕事は伝えます。大変な点だけで終わらせず、会社への相談方法や教育の流れも一緒に見せます。
新潟で採用動画の撮影内容を相談する
合同会社レンズは、採用動画の目的と使う場所を整理し、企画、構成、演出、撮影、編集まで社内で対応します。求職者が入社後の働き方を想像できるように、社員の自然な表情や実際の仕事風景をもとに構成を考えます。企業案内・採用動画の対応内容や制作事例も確認できます。
採用動画の費用や制作会社へ相談する前の準備は、新潟の採用動画制作|費用相場・会社の選び方の準備などで整理しています。
相談時には、募集する職種、主に見せたい相手、採用サイトや説明会などの使用場所、応募者へ伝えたい仕事、公開希望時期を分かる範囲で伝えてください。撮影する社員や仕事風景が決まっていない段階でも、必要な場面を整理できます。