社員インタビュー動画で聞くべき質問20選|仕事の魅力が伝わる聞き方
社員インタビュー動画を作る際、「入社理由」や「仕事のやりがい」だけを聞くと、どの社員の話も似た内容になりがちです。視聴者に仕事内容や職場の様子を具体的に伝えるには、社員が実際に経験した場面を話してもらう必要があります。
まずは、動画で何を伝えたいかを決め、その目的に合う質問を選びましょう。採用向けなら仕事内容や職場での関わりを中心に、会社や仕事への理解を深めてもらう動画なら、入社の経緯や仕事の進め方を中心に聞くと内容がまとまります。
以下の20問は、全員へ順番に聞くための台本ではありません。伝えたい仕事や、出演者が経験していることに合わせて選び、本人の答えに応じて聞き返してください。

社員インタビュー動画で聞く質問20選
仕事内容を具体的にする質問
1. 現在、どのような仕事を担当していますか?
職種名だけでなく、担当している業務の範囲を説明してもらう質問です。「営業です」だけで終わらないよう、「主な仕事を一日の流れに沿って教えてください」と続けると、仕事内容が具体的になります。
2. ある一日の仕事の流れを教えてください。
出社後の準備、打ち合わせ、現場作業、デスクワークなど、実際の行動を聞けます。回答に出てきた場面も映像で見せると、視聴者が働く様子を想像しやすくなります。
3. 仕事では、誰と関わることが多いですか?
同じ部署の社員、取引先、現場の担当者など、仕事上の関係者を知るための質問です。入社後、どのような人と協力して仕事を進めるのかを伝えられます。
4. 仕事を進めるうえで、特に気をつけていることは何ですか?
品質、納期、安全、顧客との確認など、社員が日々意識している行動を聞けます。抽象的な企業理念ではなく、仕事への向き合い方を伝えたいときに役立ちます。
5. 入社後、最初に任された仕事は何でしたか?
入社直後の仕事を聞くことで、未経験者や新入社員がどのように仕事を覚えるのかを伝えられます。現在の役割だけでは分からない、入社後のイメージも補えます。
入社理由や仕事との接点を聞く質問
6. この会社に入社した理由は何ですか?
応募先を選んだきっかけを聞く基本的な質問です。「他社ではなく、この会社に決めた理由は何でしたか?」と聞くと、会社選びで重視した点が具体的になります。
7. 入社前は会社や仕事にどんな印象を持っていましたか?
入社前の印象と、実際に働き始めてから感じたことの違いを聞けます。視聴者が抱きやすい不安や疑問に、社員自身の言葉で答えてもらえます。
8. 入社してから印象が変わったことはありますか?
仕事の進め方、人間関係、扱う製品やサービスなど、外からは分かりにくい実態を聞く質問です。良い面だけでなく、仕事を理解するうえで印象が変わった出来事を話してもらいます。
9. これまでの経験が現在の仕事に生きていると感じる場面はありますか?
前職、学校、資格、趣味など、社員の経験と現在の仕事とのつながりを聞けます。異業種からの転職者や、未経験で入社した社員へのインタビューにも向いています。
10. 入社前に知っておきたかったことはありますか?
入社後に初めて分かった仕事の特徴を聞く質問です。勤務中の具体的な場面や、仕事を覚えるまでに苦労したことを話してもらうと、応募者が働く姿を想像しやすくなります。
やりがいや成長を具体化する質問
11. 仕事で達成感を得たのは、どのような場面ですか?
「やりがいは何ですか?」と聞くだけでなく、実際に達成感を得た出来事を聞きます。誰のために、何をして、どのような結果になったのかを確認すると、話に具体性が出ます。
12. 仕事で難しいと感じるのは、どのような場面ですか?
仕事の良い面だけでなく、難しさも伝えられる質問です。続けて「そのとき、どのように対応しましたか?」と聞くと、社員の工夫や周囲のサポートも紹介できます。
13. 仕事を始めた頃と比べて、できるようになったことは何ですか?
技術や知識だけでなく、報告、段取り、顧客対応などの変化も聞けます。成長の過程を伝えたい場合に適しています。
14. 最近、自分の成長を感じた出来事はありますか?
現在の仕事に近い具体例を引き出せる質問です。話に出た作業や打ち合わせの場面を撮影できれば、言葉だけでなく行動でも成長を示せます。
15. 今後、できるようになりたい仕事は何ですか?
社員が考えている次の目標を聞くことで、仕事の広がりを伝えられます。昇進だけに限らず、担当したい業務や身につけたい技術について聞くと自然です。
職場の雰囲気や働き方を聞く質問
16. 職場で相談や確認をするとき、どのように声をかけますか?
「雰囲気が良い」という説明を、実際の行動に置き換える質問です。誰に、どのタイミングで、どのように相談するのかを聞くと、職場の様子が伝わります。
17. チームで仕事をするとき、どのように役割分担していますか?
会議、現場、引き継ぎなど、社員同士の協力の仕方を紹介できます。個人の仕事だけでなく、周囲と連携して進める様子を伝えたい場合に向いています。
18. 印象に残っている先輩や同僚とのやり取りはありますか?
人物関係を具体的なエピソードで聞ける質問です。誰がどのような助言をしたのかを話してもらうと、教育や協力のあり方が伝わります。
19. 仕事と私生活の切り替えで意識していることはありますか?
働き方を紹介する際は、制度の説明だけでなく、本人が実際に行っていることを聞くと具体的になります。回答が社内制度に関わる場合は、公開してよい情報か事前に確認しましょう。
20. この会社で働くことを検討している人へ、伝えたいことはありますか?
最後に、社員自身の言葉で視聴者へ伝えてもらう質問です。「どんな人が仕事に向いていると思いますか?」と組み合わせると、仕事内容と社員の考えをまとめやすくなります。
19の質問など、私生活に触れる話題は回答を求めすぎないようにします。話したくない内容は答えなくてよいと事前に伝え、働き方の説明に必要な範囲にとどめます。本人の経験と、全社員に適用される制度も分けて確認してください。

動画の目的に合わせて質問を絞る
20問すべてを聞く必要はありません。動画で最も伝えたい内容を決め、その内容が分かる質問を優先します。次の組み合わせは選び方の例です。出演者の経験に合わせて入れ替えてください。
| 伝えたい内容 | 質問の組み合わせの例 | 回答と合わせて見せたい場面 |
|---|---|---|
| 未経験者に仕事内容を伝える | 1・2・5・12・20 | 入社直後の作業、教わる場面、実際の仕事 |
| 職場での協力や相談の仕方 | 3・16・17・18 | 打ち合わせ、確認、引き継ぎ |
| 仕事を選んだ経緯と入社後の理解 | 6・7・8・10 | 本人が担当する仕事、印象が変わった現場 |
| 成長の過程とこれからの目標 | 5・11・13・15 | 現在任されている仕事、練習や確認 |
複数人へ聞く場合は、仕事内容など共通で聞く質問と、その人の経験を掘り下げる質問を分けます。同じ部署でも入社直後と経験を積んだ社員では話せる内容が異なるため、全員に同じ回答を求めないようにしましょう。

回答を具体的にする聞き返し方
出演者の回答が短いときは、質問を増やすよりも、答えに出てきた言葉を掘り下げます。たとえば「お客様に喜ばれたことです」と答えた場合は、「どのような仕事でしたか」「そこで何を担当しましたか」「どのような反応がありましたか」と、一つずつ聞きます。
「大変でした」「楽しいです」といった感想だけで終わる場合も、出来事や行動を聞くことで内容が明確になります。用意した答えへ誘導するのではなく、本人の経験を順番に話してもらうことが大切です。
例えば「先輩が優しいですよね?」と答えを決める聞き方ではなく、「最近、先輩に相談したのはどんなことですか?」と聞きます。思い出す時間を取り、すぐに答えが出なくても次の質問を重ねすぎないようにします。

撮影前に確認しておきたいこと
質問を決める前に、動画を見た人に何を知ってほしいのかを明確にします。「営業職の一日の流れを知ってほしい」「未経験から仕事を覚える過程を伝えたい」のように具体化すると、不要な質問を減らせます。
あわせて、回答に出てくる場面を撮影できるか確認しましょう。デスクでの作業、現場での確認、社員同士の打ち合わせなど、実際の映像で見せられる内容を選ぶと、インタビューが説明だけになりません。
顧客情報、社内資料、製造工程など、撮影や公開に制限がある内容が回答に含まれていないかも事前に確認します。話してよい内容と映してよい場所を整理しておくと、質問の変更や撮り直しを抑えられます。
出演者には、見る人、公開先、質問のテーマ、当日の流れを共有します。回答の全文を暗記するのではなく、話せる出来事を思い出してもらいます。会社として伝える数値や制度は確認し、個人の感想と混同しないようにしてください。
実際の仕事風景をどこまで撮るかは、採用動画で求職者に伝える内容と撮影前の整理も参考になります。質問への回答と、見せる仕事が一致するかを確認しましょう。
制作事例|本人の言葉と、一日の場面を組み合わせる
話している人だけを映し続けるのではなく、語っている内容に合う場面を組み合わせると、見る人がその環境を想像する材料になります。質問を作る際も、答えに出てきそうな場所や行動を一緒に考えます。
レンズが制作した新潟県立看護大学様のWebオープンキャンパス動画では、一人の学生の登校から授業、休み時間、図書館、下校までを追い、学生自身の言葉を交えています。日常の場面と本人の言葉を組み合わせた構成です。
社員インタビューではなく学校広報の事例ですが、本人が話す内容と一日の場面をつなぐ考え方は参考になります。この20問を使用した事例や、採用成果を証明する事例として紹介するものではありません。
まとめ
社員インタビュー動画では、入社理由ややりがいだけでなく、一日の流れ、具体的な出来事、周囲との関わりまで聞くことで、仕事の実態が伝わります。動画の目的に合わせて質問を絞り、回答に出てきた場面を映像で見せることで、視聴者が働く姿を想像しやすい動画になります。
質問を作るところから外注する場合は、インタビュー動画の制作会社選びと相談前の準備で、事前取材・当日の聞き手・仕事風景の撮影をどこまで任せるか確認できます。

社員に何を聞き、何を撮るかから相談する
合同会社レンズは新潟市を拠点に、企業案内・採用動画を企画から撮影・編集まで制作しています。対応サービスと制作の進め方もご覧いただけます。
「質問は用意したが、話が抽象的になりそう」「社員の言葉と仕事風景をどう組み合わせるか迷う」。その段階からご相談ください。見る人と伝えたい仕事を伺い、誰に何を聞くか、どの場面を撮影するか、動画をどこで使うかを整理します。
お問い合わせには、動画の目的、紹介したい職種、出演候補、使用場所、希望時期・予算を分かる範囲でお書きください。質問案がある場合は、その有無もお知らせください。
新潟を拠点に、企業の成長に直結する映像戦略を手がけるクリエイティブディレクター。企画・構成・演出まで一貫して担うスタイルを強みに、採用・販促・ブランディング領域で成果につながるコンテンツを数多く制作してきた。