AIナレーションソフトおすすめ3選|企業紹介動画で使うときの選び方
AIナレーションソフトを使うと、原稿を入力するだけで音声を作れるため、ナレーターを手配せずに動画へ説明を加えられます。内容を修正したときも音声を作り直しやすく、社内説明や商品説明、SNS動画などを継続して作る企業にも使いやすい方法です。
会社紹介や採用、広告動画にも使えますが、選ぶときは声の自然さだけでなく、商用利用できるか、会社名や商品名を正しく読めるか、動画の内容に合う声かを確認します。

AIナレーションソフトは、実際に音声を作って比べる
AIナレーションソフトを選ぶときは、機能表だけを見るのではなく、実際の音声を聞いてみます。
さらに候補を絞ったら、自社の動画で使う文章を入力します。
たとえば、
「当社では、設計から製造、検査まで一貫して対応しています。」
という文章を同じ条件で読み上げさせると、ソフトごとの違いを比べやすくなります。
確認したいのは、次のような点です。
・会社名や商品名を正しく読めるか
・聞き取りやすい声か
・動画の内容に合う声か
・読む速さやアクセントを調整できるか
・原稿を修正したときに作り直しやすいか
・企業のWebサイトやSNSで利用できるか
「採用動画ならこのソフト」「商品説明ならこのソフト」と動画の種類だけで分ける必要はありません。
実際の原稿を読ませて、自社の動画で使いやすいかを確認します。
無料でAIナレーションを試したい|VOICEVOX
VOICEVOXは、文章を入力して読み上げ音声を作れる無料の音声合成ソフトです。
複数の音声ライブラリから声を選び、話す速さやイントネーションなどを調整できます。
まず費用をかけずにAIナレーションを作ってみたい企業でも試しやすい選択肢です。
実際の読み上げ音声や操作画面は、次の動画で確認できます。
この動画を聞くと、文字を入力して作った読み上げ音声が、動画のナレーションとしてどのように聞こえるか確認できます。
企業で使うなら、まず会社紹介や商品説明で実際に使う短い文章を入力してみるとよいでしょう。
たとえば、
「当社では、設計から製造、検査まで一貫して対応しています。」
といった文章を読ませ、会社名や専門用語も含めて確認します。
キャラクター感を抑えた声を使いたい|VOICEVOX Nemo
VOICEVOX Nemoは、キャラクターを前面に出さず、プレゼンや動画ナレーションなど幅広い場面で使うことを想定したVOICEVOXの音声シリーズです。公式サイトでは複数の男女音声が公開されています。商用利用も可能ですが、クレジット表記が必要です。
会社紹介や商品説明などで、キャラクター名が強く出る声より、説明役として使える声を探したい場合は聞き比べやすい選択肢です。ただし、「Nemoだから会社紹介向け」と決める必要はありません。実際に自社の原稿を読ませて、動画の内容に合うかを確認します。
多くのAI音声から選びたい|CoeFont
CoeFontは、ブラウザ上でAI音声を作成できるサービスです。
公式サイトでは1万種類以上の音声を提供しており、文章を入力して音声を生成し、WAVやMP3形式でダウンロードできます。
どのような音声なのかは、公式サイト上でも実際に試聴できます。
AIナレーションソフトを用途別に比較する
4つの選択肢はいずれも音声作成に使えますが、企業動画での選び方は異なります。単純な順位ではなく、社内で必要な条件に合うかで比較してください。
| ソフト・サービス | 特徴 | 使う前に確認したいこと |
|---|---|---|
| VOICEVOX | 無料で始められ、複数の音声を選べる | クレジット表記、音声ライブラリごとの規約 |
| VOICEVOX Nemo | キャラクター性を抑えた音声を検討したい説明動画 | 用途に合う声かを試聴して確認する |
| CoeFont | 多数のAI音声から選べる | 使用する音声と利用条件 |
AIナレーションは会社紹介や採用動画にも使える
AIナレーションは、社内研修や商品説明だけに使うものではありません。
会社紹介動画なら、
「当社は新潟を拠点に、〇〇事業を展開しています。」
と事業内容を説明できます。
採用動画なら、
「入社後は先輩社員と一緒に現場を回り、仕事の流れを覚えていきます。」
と仕事内容を説明できます。
YouTubeやInstagramへ継続して動画を投稿する場合も、原稿を入力して音声を作れるため、新しい動画にナレーションを追加しやすくなります。
一方、社員自身の経験や考えを本人の言葉で伝えたい場面では、社員インタビューなど実際の声を使う方法もあります。
AI音声か人の声かを動画の種類だけで分けず、その場面で何を伝えたいかから決めます。

商用利用できるか、クレジット表記が必要かを確認する
AIナレーションソフトを企業で使う場合は、音声が作れるかだけでなく、作成した音声をどこまで利用できるかを確認します。
たとえば、自社サイト、YouTube、Instagram、営業資料、採用説明会などで公開する場合は、商用利用が認められているかを確認します。無料で使えるソフトでも、企業利用まで自由に認められているとは限りません。
あわせて、次の点も確認しておくとよいでしょう。
- 商用利用できるか
- クレジット表記が必要か
- 使用する音声や音声モデルごとに別の規約があるか
- 無料プランと有料プランで利用範囲が変わるか
- WebサイトやSNS、広告など希望する公開先で使えるか
たとえばVOICEVOXでは、ソフト本体の利用規約だけでなく、使用する音声ライブラリごとの条件も確認します。AivisSpeechでも、使う音声モデルによってライセンスが異なる場合があります。ElevenLabsのようなクラウド型サービスでは、契約プランによって商用利用の条件が変わります。
そのため、AIナレーションを企業動画へ使うときは、
使いたい声を選ぶ
→ 利用条件を確認する
→ 必要な表記を入れる
→ 公開する
という順番で進めると分かりやすいです。
利用条件はサービスごとに異なり、変更されることもあるため、実際に使う前に公式サイトの最新情報を確認してください。
まとめ
AIナレーションソフトは、更新の多い説明動画では有力な選択肢ですが、企業動画では公開先と商用利用条件、音声ライブラリ・音声モデルごとの規約を先に確認する必要があります。会社紹介・採用・広告のように印象や映像との組み合わせが重要な動画は、音声だけで決めず、目的と伝える内容から判断してください。