動画・映像制作と編集は会社とフリーランスのどちらに依頼すべき?依頼方法・相場を解説
動画制作を会社へ頼むか個人へ頼むか決められず、見積もりの取り方にも迷う担当者は多いでしょう。選ぶ際は、法人か個人かに加え、自社で決められることと、依頼先に任せたいことを比べます。
フリーランスでも企画から撮影・編集まで対応する人や、複数人でチームを組む人がいます。制作会社でも、案件によって担当者や協力スタッフの構成は変わります。「会社ならすべて任せられる」「個人なら安い」と考えず、実際の担当範囲と進め方を確認してください。

制作会社と個人は、相談したい内容で比べる
ここでいう個人は、フリーランスや個人事業主の映像制作者です。会社か個人かを、費用だけで決めると比較しにくくなります。誰に何を伝えるかが決まっているか、撮影が必要か、社内で進行を管理できるかを確認してください。
| 比較する項目 | 依頼先に確認すること | 自社で整理すること |
|---|---|---|
| 企画・構成 | 取材や打ち合わせから内容を提案できるか | 目的だけ決まっているのか、台本まであるのか |
| 撮影・編集 | 必要な撮影・音声収録・編集を誰が担当するか | 撮影場所、出演者、手元にある素材 |
| 進行管理 | 窓口と工程ごとの責任者、確認方法 | 社内調整と最終判断をする人 |
| 対応体制 | 担当者不在や日程変更時の進め方 | 変更できない公開日や撮影日 |
| 継続・更新 | 追加制作や納品後の更新を相談できるか | 単発の制作か、継続的な発信か |
例えば、撮影した素材と台本がそろっているなら、編集の得意分野、対応できる本数、修正の進め方が比較の中心になります。伝える内容から決めたいなら、ヒアリングや構成案の作成が依頼範囲に含まれるかを確認します。どちらも法人・個人の両方を候補にできます。

企画から任せる場合と、編集だけ頼む場合の違い
内容から相談する場合は、提案と進行の担当を確認する
会社紹介や採用動画では、社内で伝えたいことと、見る人が知りたいことを整理する必要があります。打ち合わせで要望を聞くだけなのか、必要な取材や撮影内容まで提案するのかを確認してください。
複数の部署や拠点を撮影するときは、撮影技術に加えて、日程と確認の管理も必要です。依頼先が撮影計画を作るとしても、社員の出演調整や社内の撮影許可は発注側の協力が必要になります。任せる作業と自社に残る作業を、見積もりの段階で分けておきましょう。
編集だけ頼む場合は、素材と完成形を共有する
自社で撮影した動画のカットや文字入れ、セミナー記録の不要部分の削除、決まった形式のSNS動画などは、編集工程を切り出して依頼する方法があります。素材の量、完成する本数と長さ、文字原稿の有無を伝えると、必要な作業を判断しやすくなります。
ただし、完成動画が短くても、長時間の素材から使う場面を探す場合は作業が増えます。音声が聞き取れない素材や、必要な場面が撮れていない素材は、編集だけでは補えないこともあります。撮影前に依頼先へサンプルを共有できると、撮り直しのリスクを減らせます。
社内で担当する範囲がまだ決まっていない場合は、映像制作の内製と外注を判断する基準から整理してください。依頼先を決める前に、外注したい工程を明確にできます。

費用相場は動画の長さより見積もりの中身で比べる
動画制作の料金は一律ではありません。撮影した動画の編集だけを依頼する場合と、動画の内容を考えるところから撮影まで任せる場合では、金額が変わります。制作会社と個人を比べるときは、どこまで依頼するかをそろえて確認します。
フリーランスへの依頼でも、専門的な撮影や複数人の体制が必要なら費用は増えます。一方、制作会社でも、素材や構成がそろっていれば作業範囲を限定できる場合があります。法人・個人という区分だけでは、価格差の理由は分かりません。
| 見積もりで見る項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 企画・構成 | 打ち合わせ、取材、構成案、台本のどこまで含むか |
| 撮影 | 日数、場所、出演人数、スタッフ数、機材 |
| 編集・納品 | 完成する本数と長さ、文字・音楽、データ形式 |
| 用途別の動画 | 縦型版や短尺版を含むか、別途制作するか |
| 修正・変更 | 料金内の修正範囲と回数、構成変更や追加撮影の条件 |
| 別途費用 | 交通費、ナレーション、CGなどの有無 |
「編集一式」のような書き方だけでは、依頼先ごとの差が分かりません。完成する本数、修正範囲、追加料金が分かる見積もりを依頼するとよいでしょう。複数の候補には同じ依頼条件を送り、提案によって作業が増減する部分を説明してもらいます。
具体的な予算の考え方は、映像制作の費用目安と追加費用をご覧ください。本記事では会社と個人の料金を一律に並べず、同じ制作範囲で比較することを重視しています。

新潟県内の依頼先は事例と制作体制で比べる
制作事例では、自社と同じ業界があるかだけで判断しません。会社紹介なら事業内容を理解できるか、採用動画なら仕事や職場の雰囲気が分かるかを見ます。さらに、その事例で依頼先が担当したのは企画、撮影、編集のどこなのかを確認してください。
例えば、事業内容が専門的な企業では、製品を撮影するだけでなく、使われる現場や働く人を組み合わせると、見る人が仕事の役割を理解しやすくなります。そのためには、撮影前に見せる内容と順番を整理する作業が必要です。
レンズが企画・構成・撮影・編集を担当した株式会社ホクエツ信越様の会社案内動画では、会社の歴史、事業、製品、社会での活用、働く人という流れで構成しています。製造工程や施工現場、各職種の社員の姿を通して事業を紹介した事例です。
事例の担当範囲に加え、今回の案件を実際に担当する人も確認します。窓口と撮影・編集の担当が異なる場合は、要望をどう共有し、誰が最終的な品質と日程を管理するのかを聞いてください。
県内の工場、建設現場、学校、施設などで撮影するなら、現地確認や追加撮影への動き方も聞いてください。県外の依頼先も候補にできますが、交通費や宿泊費が見積もりに含まれるかを確認します。
問い合わせでは6項目を伝える
完成イメージや台本がなくても相談できます。
問い合わせでは、
①誰に見せるか、
②何を伝えたいか、
③どこで使うか、
④どこまで任せたいか、
⑤希望時期、
⑥予算の6項目を分かる範囲で伝えます。
例えば「採用説明会と採用ページで使う動画を検討している。現場の仕事と社員の雰囲気を伝えたい。内容の整理から相談したい」と書けば、まだ台本がなくても相談の出発点になります。希望する公開月と予算の上限、未定の項目も併せて伝えてください。
参考動画があるときは、URLだけを送らず、参考にしたい部分も伝えます。「社員の話を中心にしたい」「工場の設備を近くから見せたい」など、具体的に示してください。
相談後は、提案と見積もりを確認します。金額だけで決めず、誰に何を伝える動画なのか、そのために何を撮影するのかを聞きます。担当者が不在になった場合の連絡方法や、納品後に内容を更新したい場合の相談先も確認しておきましょう。
元の撮影素材や編集用データも必要な場合は、完成動画とは別に納品されるかを事前に確認します。後から担当を変える可能性があるなら、引き継ぐデータの範囲と費用を先に整理すると、更新方法を判断しやすくなります。

制作会社へ任せる範囲と見積もりを相談する
合同会社レンズは、新潟市を拠点に、会社紹介や採用、テレビCM、プロモーションなどの映像を制作しています。対応サービスと制作の進め方をご確認いただけます。
「企画から任せるべきか、撮影や編集だけでよいか分からない」「複数の見積もりを取る前に依頼範囲を整理したい」。その段階からご相談ください。映像の目的、活用先、社内で準備できることを伺い、企画・撮影・編集のどこまでを依頼するか、予算内で優先する内容を整理します。
お問い合わせ内容には、上記の6項目を分かる範囲でお書きください。既存の動画や素材がある場合は、その有無も添えていただくと、制作範囲を検討しやすくなります。
新潟を拠点に、企業の成長に直結する映像戦略を手がけるクリエイティブディレクター。企画・構成・演出まで一貫して担うスタイルを強みに、採用・販促・ブランディング領域で成果につながるコンテンツを数多く制作してきた。